キュービクルの価格と当社の相場|キュービクルのメーカーが解説
キュービクルの価格は、工事費込みで100万円から2200万円くらいです。
この価格に幅がある理由は、キュービクルの能力(必要な電力容量)と設置場所による工事費に依存します。
当社のお客様には、中小企業様(工場など)やビル・マンションのオーナー様が多く、一般的な見積金額は500万円前後になることが多いです。
もちろん高圧受電設備になります。
本記事では、キュービクルの価格相場や容量別の価格帯、設置条件による価格変動の理由を簡潔に解説します
導入コストを抑える方法や設置場所による価格への影響についてもご紹介しています。キュービクルの仕組みや役割など、基礎的な情報を知りたい場合は別の記事でまとめています。
この記事は、明電産業グループが作成しております。コストを抑えてキュービクルの更新をしたい場合は、まずは無料相談をご利用ください。
キュービクルメーカーをグループ会社に持つ、昭和23年創業の電材商社。
補助金(申請代行は無料)を使って、省エネ設備の導入サポートします。
キュービクルも補助金申請も専門家にお任せください。
※当社では、レンタルや中古のキュービクルは推奨しておりませんので、この記事ではそれらの選択肢については取り扱っておりません。
キュービクルの価格相場と容量別の目安
当社のお客様では、キュービクル工事の見積価格は、100万円から2,200万円です。
平均すると500万円くらいです。中小企業様やビルやマンションのビルオーナー様が多いため、このような金額が多いと思います。
キュービクルの価格は用途や容量に応じて異なります。
設置場所 | 費用(目安) |
---|---|
小規模店舗(コンビニ、薬局など): 約200万円前後 | 100万円~200万円 |
中規模店舗や小規模工場 | 200万円~400万円 |
中規模工場、スーパー | 400万円~1000万円 |
大規模工場、病院 | 1000万円~ |
一般的な容量別の価格帯の目安を示しますが、あまり参考にはならないです。
理由は、キュービクルの能力と、設置場所によって価格が大きく変わるからです。
現地調査や見積りが必要になりますので、まずはご相談ください。無料で対応します。
キュービクルの価格の構成
キュービクルの価格は、本体価格、工事費、処分費など、さまざまな要素で構成されています。
設置場所によって工事費が大きく変わりますので、現地調査と見積作成が必須となります。
- 本体価格
- キュービクル自体の製造コストで、製品の性能や容量によって価格が異なります。
- 工事費
- 設置に必要な基礎工事や配線工事、搬入作業などの費用が含まれ、設置場所の条件によって大きく変動します。
- 処分費
- 古いキュービクルを撤去・処分するための費用で、廃棄方法や処分場所によりコストが異なることがあります。
保安協会様や電気工事店様より、「PCB」という言葉が出てきたら、すぐに動いてください。
PCBの処理は法律でルールが決まっていて、間もなく処理ができない状態となります。
キュービクルの費用は、設置場所や施工業者の選定によっても変わるため、詳細な見積もりを取ることが重要です。
適切な計画と見積もりにより、無駄なコストを抑え、スムーズな導入が可能になります。
キュービクルの価格が異なる理由:機器の能力
キュービクルの価格が異なる理由には、以下のようなさまざまな要因があります。
たとえば性能、出力、効率性、耐久性、メーカーのブランド、設置環境の条件が価格に大きく影響を与えます。
- 性能・出力
- 高出力であればあるほど、必要な素材や部品の質も上がり、結果として価格が高くなります。特に大規模な施設や高負荷がかかる用途には、高出力のキュービクルが不可欠です。
- 効率性
- エネルギー効率が高い製品は、初期費用が高くなる場合がありますが、長期的に見るとランニングコストを抑えられるため、トータルコストでのメリットが大きいです。
- 効率の良い機器を選ぶことはエネルギーの節約だけでなく、環境への配慮にもつながります。
- 耐久性
- 長寿命で耐久性の高い素材を使用したキュービクルは、その分価格も高くなります。
- 頻繁なメンテナンスや交換が不要になるため、長期的なコスト削減が可能です。
- とくに厳しい環境条件(塩害地域や温度が高い施設など)で使用される場合には、耐久性がコストパフォーマンスに直結します。
- メーカーのブランド
- ブランドによる信頼性やサポート体制も価格に影響します。
- 信頼できるメーカーの製品は初期コストが高くなることがありますが、品質やサポートの面で安心感があります。
- 設置環境
- 設置場所が屋外か屋内か、または海の近くなどの特殊な環境にあるかどうかで異なります。
- 必要な防護措置や素材が異なり、それが価格に反映されます。
- 適切な設置環境の考慮は、製品の長寿命化とトラブル防止に直結します。
耐久性の高いキュービクルを検討中の際は、ご相談ください。
当社のグループ会社では耐久性の高い機器を提供できます。
キュービクルの価格が異なる理由:設置場所
キュービクルの価格は、設置場所によって大きく変動します。例えば、屋外設置の場合、防水や耐候性の高い素材が必要となり、コストが上がる傾向にあります。また、設置場所が狭小な場合には、機器の搬入や特殊な設置方法が必要となり、追加の工事費が発生することがあります。
- 屋内設置
- コストを抑えやすく、標準的な設置が可能。
- 屋外設置
- 防水加工や耐候性が必要で、価格が高くなることが多い。
- 狭小地での設置
- 機器の搬入に制限がある場合、クレーンなど特殊な設備が必要になり、追加費用がかかることがあります。
- 海の近くでの設置
- 塩害対策が必要となり耐食性の高い素材や追加の保護処理が求められるため、コストが上がることがあります。
- ビルの屋上(オフィスやマンション)での設置
- 搬入や設置にクレーンが必要になることが多く、工事の難易度が高くなるため費用が増加します。
キュービクルを安く更新する方法
キュービクルを安く更新するためには、補助金を活用する方法があります。
キュービクル自体の補助金はないですが、キュービクルの中にある「変圧器」が補助金の対象になる場合があります。
国や自治体によっては、エネルギー効率向上や老朽化対策のための補助金制度が設けられており、これを利用することでコストを大幅に抑えることが可能です。
明電産業グループでは、すべてのお客様に対して補助金の提案を行い、補助金申請の手続きまでサポートしております。
当社の補助金申請の代行費用は無料です。
キュービクルを変えないとどうなる?
キュービクルを更新しない場合、老朽化による故障リスクが高まり、停電や設備トラブルにつながる可能性があります。
業務の停止や顧客へのサービス提供に支障をきたす恐れがあります。
さらに、エネルギー効率が低下することで電気料金が増加し、ランニングコストが高くなってしまう場合があります。
とくに古いキュービクルはメンテナンスの頻度が高くなり、そのための費用も増加するため、総合的なコストが大きくなるリスクがあります。
設備の安定性を保ち、長期的なコスト削減を図るためには、定期的な更新が必要です。
キュービクル設置の注意点
停電や近隣への事前連絡
キュービクルの設置には、機器の搬入や停電が必要になることがあり、業務に影響を避けるために休日や夜間に工事を行うことが求められる場合があります。
企業の通常業務に支障をきたさないよう配慮することが重要です。
また、近隣には搬出入に伴う騒音や振動などで迷惑が掛かることがあるため、事前に周辺住民や関係者に対して適切な連絡を行うことが不可欠です。
トラブルを未然に防ぎ、スムーズな工事の進行が期待できます。
さらに、クレーンなどの特殊な設備が必要な場合もあり、これらの準備も十分におこなえば設置に関する問題を最小限に抑えることができます。
補助金申請をする場合
補助金を使う場合は、膨大な書類が必要になることがあります。
そもそも、自社で使える補助金があるのか探すところから始める必要があります。
手続きが複雑であったり面倒であったりする場合があるので、必ず専門家に依頼することをお勧めします。
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キュービクルや受変電設備の製造に力を入れており、一般社団法人日本配電制御システム工業会のJSIA優良工場の認定を受けています。