この記事では、埼玉県で業務用エアコンに交換に活用可能な補助金を紹介します。
業務用エアコンは各メーカーの省エネ率がどんどん上がっており、今取り付けてあるエアコンが10年以上経っているようであれば、大幅な電気代削減ができる可能性があります。
補助金を使うことで、負担を減らして交換することができます。
(いずれも公開前の補助金となります。内容が変更になる可能性があることをご了承ください)
【経産省】省エネルギー投資促進支援事業費補助金
補助率 | 器具代の3分の1 |
補助上限額 | 【上限】1億円【下限】20万円 |
申請期間 | 1次:令和5年3月27日(月)~令和5年4月24日(月) 2次:令和5年5月下旬~令和5年6月下旬(予定) |
事前に各メーカーが申請し、認定された器具のみが対象となります。
3月下旬の1次募集に間に合えば、夏までに交換が可能です(例年と同じスピードで進めば2か月程度で採択、その後に交換工事)。
省エネルギー投資促進支援事業費補助金については、別ページで詳しく解説しています。
業務用エアコンの交換を検討しているのであれば、ご確認ください。
【令和5年4月24日まで】業務用エアコンで使える補助金|省エネルギー投資促進支援事業の解説
【環境省】工場・事業場における先導的な脱炭素化取組支援事業(SHIFT事業)
補助率 | ①標準事業:器具代+設置工事費の3分の1 ②大規模電化・燃料転換事業:器具代+設置工事費の3分の1 ③中小企業事業:器具代+設置工事費の2分の1 |
補助上限額 | ①標準事業:1億円 ②大規模電化・燃料転換事業:5億円 ③中小企業事業:「年間CO2削減量×法定耐用年数×7,700円/t-CO2」か「器具代+設置工事費の2分の1」の低い方 |
申請期間 | 1次:4月(予測) 2次:8月(予測) |
この補助金は上の表を見てもらうとわかる通り、補助率や補助上限額が条件によって異なります。
やや複雑ですので、条件を表にまとめると次のようになります。
①標準事業 | CO2を、工場や事業場全体で15%以上の削減か、システム系統で30%削減できる工事 |
②大規模電化・燃料転嫁事業 | 次の3つをすべて満たす工事 ・電化、燃料転換 ・CO2排出量を4,000t-CO2/年以上削減できる ・CO2排出量を30%以上削減できる |
③中小企業事業 | 対象は中小企業のみ |
この補助金は申請段階で「脱炭素化促進計画」を提出する必要があり、メーカーや工事店に作成を依頼する必要があります。
その計画を発注するのに経費がかかることが予想されるため、「補助率4分の3、上限100万円」の補助金が別途実施される予定です。
【経産省】大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備等の導入支援事業
補助率 | 器具代の3分の2 |
補助上限額 | 2,000万円 |
申請期間 | 1次:3月予定 2次:5月予定 3次:7月予定 |
この補助金は、不特定多数の来場が予想される施設のみが対象となります。
従って、工場や倉庫は対象外となります。
また、感染リスクの低減が目的となるため、全熱交換器の設置費が必要不可欠です。
【埼玉県】CO2排出削減設備導入補助金 ※令和5年実施は未定
補助率 | ①中小規模事業所(脱炭素枠:年間CO2削減量10トン以上):器具代+設置工事費の3分の1 ②中小規模事業所(通常枠:年間CO2削減量3トン以上):器具代+設置工事費の4分の1 ③大規模事業所:器具代+設置工事費の3分の1 |
補助上限額 | ①中小規模事業所(脱炭素枠):500万円 ②中小規模事業所(通常枠):300万円 ③大規模事業所:1,000万円 |
申請期間 | 4月~6月(予定) |
エネルギー使用量が原油換算値で3年連続1500キロリットル以上の事業所であれば大規模となります。中小企業、大企業ではありません。
会社については中小企業のみが対象となります。
埼玉県内の事業所が対象となりますが、本社が埼玉県外でも対象となります。
【埼玉県】CO2排出削減設備導入補助金【緊急対策枠】 ※令和5年実施は未定
補助率 | 器具代+設置工事費の3分の2 |
補助上限額 | 500万円 |
申請期間 | 令和4年度は2回実施 ・1回目:8月~12月 ※8月中に予算超過により募集終了 ・2回目:1月~2月 ※1月中に予算超過により募集終了 |
電気代高騰、原油高騰を受けて実施された補助金です。
エアコンは「設置から10年以上経過」していれば対象となり、CO2削減量の条件がないことから人気が殺到した補助金です。
特に2回目の実施では、申請開始日の初日の昼には募集停止となりました。
補助金活用のポイント
事前準備が非常に大切です。
補助金は、審査制のため、採択されやすい内容へ調整(費用対効果など)が必要になることと、申請書類が多く準備に時間がかかります。
また、申請直前にならないと詳細が発表されないことが多く、「詳細が出てから」と取り掛かりが遅いと申請に間に合わなくなります。
明電産業グループでは、過去の補助金申請及び採択の結果から、逆算して準備を行います。
エアコン交換を検討中の方は、見積りの比較をする前にまずは明電産業グループにご連絡ください。
補助金を活用した見積提案と投資回収シミュレーションを無料で実施します。
お問い合わせは、下記の表に必要事項を入力の上、送信ボタンを押してください。