補助金申請に必要?省エネルギー診断を解説

補助金を申請しようと補助金の実施要項や手引き、パンフレットを見た際に、「省エネルギー診断の受診必須」となっている補助金が多くあります。
また、必須ではなくても、省エネルギー診断を受診していると、補助率や上限が上がったり、採択される可能性が上がることもあります。

このページでは、省エネルギー診断について、詳しく説明していきます。

省エネルギー診断を受診すると、専門家が省エネについての具体的な改善案を提示してくれる

省エネルギー診断を受診すると、専門家が省エネについての具体的な改善案を提示してくれます。

省エネルギー診断は、通常は次のような流れとなります。

  1. 申込
  2. 日程調整
  3. 専門家による現地診断
  4. 診断報告
  5. アフターフォロー

まず「申込」の段階ですが、診断によってはこの段階で電気・ガス・水道等の使用状況、設備の内容を報告する必要があります。
また、この段階で必要ないとしてもどこかのタイミングで必ず必要となりますので、予め準備しておくことをお勧めします。

日程調整については、申請が多い時期には時間がかかります。
補助金申請のために受診する際、通常は補助金ごとにどの団体の省エネルギー診断を受診する必要があるのか、指定があります。
1つの補助金だけに指定されていればそれほどではないのですが、複数の補助金に指定されている団体の省エネルギー診断は申し込みが殺到しますので、注意しましょう。

専門家による現地診断でどれくらいの時間がかかるのかは、診断内容により異なりますが、大規模な診断の場合には事前の調整を長くしたり、派遣する専門家の人数を増やす等の対応をするため、普通は1日で終了します。

診断報告は、改善方法及びそれによってどれくらいの省エネが可能になるのか、数字で結果が出ます。
補助金申請で指定されている団体の診断であれば、その数値がそのまま申請書類に使えることが多いため、申請書類の作成が楽になります。
通常は診断から1,2か月程度で診断結果が出ます。

アフターフォローは、団体によって異なりますが、運用改善を専門員の指導のもと実際に実施する指導を受けることができます。
アフターフォローについて、補助金申請のために受診した場合には必要ないと判断されることもあると思いますが、施設の省エネがコスト削減に繋がる良いチャンスですので、せっかくの機会を活用されることをお勧めします。

代表的な省エネルギー診断

代表的な省エネルギー診断を紹介します。
通常は、1つの補助金の中に、指定される省エネルギー診断が2,3記載されており、その中から選択して診断を申し込みます。
ここで紹介する省エネルギー診断は、補助金を申請する上で、そのうちの一つとして指定されることが多い診断です。

一般財団法人省エネルギーセンター「省エネ最適化診断」

一般財団法人省エネルギーセンターによる「省エネ最適化診断」は、全国対象の補助金、地方自治体の補助金どちらでも指定されることが多い診断です。

診断を申し込める条件として、次のどちらかに該当する必要があります。

  • 中小企業者
  • 会社法上の会社に該当せず、年間エネルギー使用量(原油換算値)が、原則として100kL以上1,500kL未満の事業所

こちらの診断は有料です。
年間の消費エネルギー量により異なりますが、費用は税込みで10,670円から23,760円です。

申込段階で、年間の使用する電気・燃料の使用状況や、設備についての情報の入力が必要となります。

一般社団法人環境共創イニシアチブ「省エネ最適化診断」

一般社団法人環境共創イニシアチブの省エネ最適化診断も、全国、地方自治体両方で指定されることが多い診断です。

ただし、これはそのまま一般社団法人環境共創イニシアチブが実施するのでなく、地域ごとに診断を実施する別の団体が登録されており、そこから選択して申し込むことになります。

診断を申し込める条件として、次のどちらかに該当する必要があります。

  • 中小企業者
  • 上の会社に該当しないもので、前年度もしくは直近1年間のエネルギー使用量(原油換算値)が1,500kl未満の事業所

こちらの診断も有料です。
原則は3設備までの診断となり、費用は税込みで5,500円から16,500円となります。

一般社団法人環境未来推進協議会「省エネお助け隊」

経済産業省資源エネルギー庁の「地域プラットフォーム構築事業」で採択された、地域密着型の省エネ支援団体による省エネ診断です。

一般社団法人環境共創イニシアチブと同じように、地域により診断を実施する別の団体が登録されており、そこから選択して申し込むことになります。

診断を申し込める条件として、次のどちらかに該当する必要があります。

  • 中小企業者
  • 上の会社に該当しないもので、前年度もしくは直近1年間のエネルギー使用量(原油換算値)が1,500kl未満の事業所

診断は有料です。
専門家の派遣が1名ですむ規模であれば税込みで10,120円、2名の場合には15,400円となります。

地方自治体も実施。東京都「中小規模事業所の省エネルギー診断

地方自治体も実施している省エネルギー診断があります。
地方自治体の補助金の場合、地方自治体が実施している省エネルギー診断の受診が必須である場合もありますので注意しましょう。

例として、東京都が実施している「中小規模事業所の省エネルギー診断」を紹介します。

都内の事業所で、前年度の原油換算エネルギー使用量が1,500kL未満であることが申請の条件です。

診断は無料です。

省エネルギー診断受診が必要な補助金例

実際に省エネルギー診断受診が必要な補助金の例をご紹介します。

以下の表は、一般財団法人省エネルギーセンターによる「省エネ最適化診断」を指定している補助金の一部となります。
※色が変わっている補助金は詳細ページがありますので、そちらも是非ご覧ください。

経産省省エネルギー投資促進支援事業
東京都港区省エネルギー診断に基づく設備改修(事業者向けLED照明等)
埼玉県本庄市業所用エネルギーシステム導入事業補助金
千葉県市原市事業者用設備等脱炭素化促進補助金
神奈川県平塚市脱炭素設備投資促進補助金
群馬県富岡市中小企業省エネ設備導入促進支援補助金
茨城県日立市脱炭素設備導入促進事業補助金

省エネルギー診断は、申込から診断、そして診断結果が出るまで時間がかかります。
省エネルギー診断必須の補助金を申請する場合は、早めに診断の申し込みをし、補助金の申請期間に間に合うように気を付けましょう。

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