【埼玉県所沢市】令和6年度非FIT太陽光・蓄電池導入補助金
非FIT太陽光・蓄電池補助金とは
埼玉県所沢市は、事業所向けに最大300万円の補助金を出しています。対象設備は太陽光発電設備と蓄電池です。
補助金名は、所沢市スマートハウス化推進補助金(非FIT太陽光・蓄電池導入補助金)です。
埼玉県所沢市では、地域の脱炭素化を進めるため、家庭や事業所における非FITでの太陽光発電設備と蓄電池の導入にかかる経費の一部を補助します。
太陽光発電の補助金は、国や県で実施しているケースが多いものの、市の補助金では実施している自治体が少なく、上限額が低いことが多いですが、所沢市は300万円が上限となっています。
申請期間は、令和6年7月30日(火曜)から令和7年1月31日(金曜)までです。
このページでは事業所の方の申請についてお伝えします。
住宅用は別となりますのでご注意ください。
①この補助金の目的と概要について
所沢市では、環境省の支援を受けて、エコ対策を推進するための補助事業を実施しています。この補助事業の目的は、事業者がエコな建設や業務の改善を行う際の初期費用を軽減し、環境負荷をゼロに近づけることです。
その目的を達成させるため、家庭や事業所における非FITでの太陽光発電設備と蓄電池の導入にかかる経費の一部を補助します。
家庭と事業所では補助内容、予算が違いますので注意しましょう。
②対象と範囲
令和6年度非FIT太陽光・蓄電池導入補助金の対象者は、埼玉県所沢市の事業者と家庭に限ります。
この補助事業の事業所における対象は、所沢市内の小規模事業者を含む全ての事業者です。補助金の範囲は、エコ対策に関連する設備やサービスの導入に使用することができます。
- 自らが事業を営む市内の事業所等に、補助対象事業を実施する個人又は法人
- 埼玉県地球温暖化対策推進条例第12条の適用を受けない者
- 補助金の申請時及び実績報告時に市税等の滞納がない者
- 工事完了後、所定の期日までに必要書類を添付して実績報告書兼請求書を提出できる者
- 申請対象の設備について、本市のその他の補助金または国庫補助金を原資とする他の補助金の交付を受けないこと
2にある「埼玉県地球温暖化対策推進条例第12条」について説明します。
埼玉県地球温暖化対策推進条例第12条とは、年度のエネルギー使用量が原油換算値で1,500kl以上の事業者、又は大規模小売店舗立地法に基づく大規模小売店舗で、かつ、店舗面積1万㎡以上の事業者に地球温暖化対策計画の策定を義務付ける規定 です。
つまり、一定以上の消費エネルギー量のある規模が大きい事業者は対象外となります。
次に、4にある「所定の期日」ですが、実績報告書の提出期限が令和7年2月28日となっています。
この期限までに工事及び施工業者に支払いが終了し、書類を完成させて提出しなければいけません。
③補助内容について
(1)補助金額と予算額
補助金額は、事業者が行うエコ対策の内容に応じて異なります。予算額は毎年度設定されており、上記の範囲内で支給されます。詳細な金額については、所沢市の公式サイトで確認できます。
太陽光発電システム | 蓄電池 |
---|---|
以下の合計額 ・出力(注釈1)1kWあたり5万円 ・機器本体価格と工事費等の対象経費の5分の1(余剰電力を売電する場合は10分の1) | 機器本体価格と工事費等の対象経費の3分の1 |
300万円 | 85.3万円 |
【対象経費について】
対象経費は、機器費と工事費となります。
工事費は、設置に係る基本的な項目が対象となります。
消費税であったり、補助金申請代行費等は対象外となります。
上限額は国の補助金と比べて低いものの、各自治体が実施している補助金に比べて高いレベルと言えます。
(2)機器に関する条件について
太陽光発電については、主に次の条件を満たす必要があります。
- FIT又はFIPの認定を取得しないもの
- 設置する太陽電池モジュールの公称最大出力が1kW以上のもの
- Jクレジット制度への登録を行わないもの
- 発電量の50%以上を自家消費するもの
- 自己託送を行わないもの
蓄電池については、太陽光発電と同時に設置する場合のみ対象となります。
さらに、蓄電容量1.0kWhあたりの価格の条件があります。
- 4,800Ah・セル未満:・1.0kWh当たり14.1万円以下
- 4,800Ah・セル以上:・1.0kWh当たり16.0万円以下
(3)加算措置について
原則は、(1)の内容となりますが、次の要件を満たす場合は、補助金額への加算があります。
【要件】再生可能エネルギー比率50%以上の電力プランを利用している場合
【加算】太陽光発電設備・蓄電池・EMSの補助対象経費(本体機器費・設置工事費)の1/10又は1/5に対し、20%分を加算する
※余剰売電型は1/10、自家消費型は1/5
(4)申請期間について
申請期間は、令和6年7月30日(火)から令和7年1月31日(金)までです。
期間内であっても、予算超過時点で募集終了となります。
申請は、着工及び契約前にしなければいけません。
原則は、着工及び契約の1か月前までに申請をしましょう。
申請方法は郵送でも大丈夫ですし、直接市役所に提出してもかまいません。
(担当課:所沢市環境クリーン部 マチごとエコタウン推進課)
申請方法と手続は次の通りです。
補助金の申請は、所沢市の公式サイトから行うことができます。申請に必要な書類や手続きの詳細は、サイト内の案内ページに記載されています。申請後の確認や連絡は、所沢市の担当部署から行われます。
③審査と採択について
審査は受付後に個別に実施され、概ね1か月で交付決定(採択)となります。
そこから施工店と正式契約及び着工です。
工事完了後、施工店に支払いを済ませ、実績報告として完了を証する書類一式を提出します。
そこから内容について審査が1か月程度あり、問題なければ補助金が支払われることが決まります。
その後、さらに1か月程度経ってから指定した口座に振り込まれます。
この補助金は、先着順となり、予算超過次第募集終了となる補助金です。
所沢市内の事業所の方で、申請を検討している場合には、お早めにご相談ください。
④よくある質問
所沢市スマートハウス化推進補助金について、よくある質問とその答えをまとめました。
- 補助金の申請はどのように行いますか?
-
所沢市の公式サイトから申請書をダウンロードし、必要事項を記入の上、提出してください。
- 補助金の支給対象となるエコ対策は何ですか?
-
エコ対策には、エネルギー効率の向上や再生可能エネルギーの導入などが含まれます。
- 申請のタイミングはいつですか?
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設置工事に関する契約締結前、かつ着工前に申請してください。
補助事業に関する詳細な情報や質問がある場合は、所沢市の環境対策課までご連絡ください。連絡先は公式サイトに表示されています。
また、弊社でも質問を受け付けることができますので、お気軽にお問い合わせください。