【企業・法人向け太陽光発電】「いまさら聞けない」5個の質問に答えます

電気代高騰が続き、自家消費太陽光発電の設置を検討している企業・法人が増えています。

そこで、業者に依頼したのち、打合せをしてみると、専門的な話、難しい話になることも多く、「いまさら聞けないよ」という質問がしにくい状況も。

そこで、太陽光発電に関する「いまさら聞けない」素朴な質問5個に答えていきます。

まずは、「太陽光パネルを載せた場合の概算だけでも知りたい」という方は、こちらをご利用ください。
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Q1.天気が悪いとどれくらい発電量が減るの?

A.曇りの日は、晴れてる日の30~50%に、雨の日は10~30%程度にまで発電量が落ちると言われています。

かなり発電量が落ちますよね。

パネルの性能などは別にして、太陽光発電の発電量を決める要素には、

・太陽光の強さ
・日照時間
・温度
・汚れや影

の4つがあります。

曇りや雨の日は「太陽光の強さ」が弱くなりますので、発電量が減ることになります。

Q2.太陽光発電は電磁波が出るって聞いたけど、大丈夫なの?

A.一般的に、健康に被害が出るレベルではないと言われています。

電気が流れている機器からは、必ず電磁波が発生します。その量と距離によって健康への影響が出る可能性があります。

太陽光発電システムでは、主に太陽光パネルとパワーコンディショナーがメインの機器となり、その両方から電磁波が発生することになりますが、
両方とも屋外に設置するため、建物の中にいる人への影響は少ないと言われています。

Q3.太陽の方向に合わせて向きを変えらえれる太陽光発電はないの?

A.あります。影になる部分が多くなるため、広い土地が必要です。

基本的には「野立て」と言われる、地面に設置することになります。

通常の太陽光発電に比べ、20~30%程度発電量が増えますが、設置費用が高くなり、メンテナンス費用もかかることから、実際に導入するかは収支バランスを考える必要があります。

Q4.太陽光パネルの色は何色があるの?

A.基本は黒か青ですが、カラフルなパネルも一応ありますし、透明なパネルもあります。

黒色は単結晶パネル、青色は多結晶パネルです。

単結晶パネルは、発電効率が良いのですが劣化が早いです。住宅用に使われることが多いです。

多結晶パネルは、発電効率が単結晶パネルより劣るものの、劣化が遅く安価なため、産業用に使われることが多いです。

では、黒や青以外はあるかというと、存在します。

パネル自体に色がついている場合もありますし、表面にフィルムを貼り、模様がついたパネルもがあります。

住宅に設置する場合は、周りからの見た目を考えて装飾することもアリかもしれませんが、
企業や法人で屋根に設置する場合、基本は地上から見えない場所への設置となりますので、経費をかけて装飾することもないと思います。

Q5.太陽光発電を設置すると、どれくらい環境に良いの?

A.太陽光パネル1kWあたり、年間でおよそ0.7tのCO2排出を削減できます

一般家庭の1年間のCO2排出量が約2.8tですので、単純に計算すると4kWの太陽光発電を設置すると1家庭分のCO2を削減、50kWの太陽光発電を設置すれば、12~13件分の家庭のCO2を削減することになります。

「これが温暖化に対し、どれくらいの効果があるか」というと、なかなかわかりにくいかもしれませんね。

しかし、これからは「いかにCO2削減に意識があるのか」を具体的な数字で表し、それが企業の評価につながる可能性があります。

今までは「環境のために●●をしています」が企業アピールにつながりましたが、そうではなく、実際にCO2削減についての指標がつかわれるようになってきています。

「インターナルカーボンプライシング(ICP)」という言葉をご存じでしょうか

これは、「社内炭素価格」ともよばれる制度で、ICPを導入している企業は、CO2を1トン減らすのにいくらの投資をするのか、自主的に決めて公開します。

例えば、「1トン当たり8,000円」と公開している企業は、設備投資において、導入するかどうかはこの数字が基準となります。

また、このICPの導入、価格設定が、投資家の評価に関わることとなります。

この考え方を取り入れる企業が、2020年段階で854社あり、2年以内に導入を検討している企業が1,159社(環境省「インターナルカーボンプライシング活用ガイドライン :datsutansokeiei_mat04_20220418.pdf (env.go.jp))となっています。

温暖化防止が二酸化炭素を減らす目的ですが、企業である以上、それに対してどう取り組んでいるのかという姿勢が問われます

太陽光発電設置を考える際、電気代削減だけではなく二酸化炭素の削減量も意識するとともに、二酸化炭素を減らすことにどれくらい設備投資をしているのか、1トン当たりの設備投資額がいくらなのかを意識することが大切です。

いかがでしょうか。
これ以外にもよくある質問とその回答を次のページにまとめてありますので、よろしければそちらも参考にしてください。

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